 |
|
 |
|
LAKE OF STARS 2008
2008年10月。なぜこのタイミングでマラウィを訪れたかといいますと、楽しげな野外ミュージックフェスティバルがあったからです。その名も「LAKE OF STARS 2008」。マラウィ湖の湖畔で毎年行われているというこのフェスに、ワタシはなにがなんでも行ってみたかったのです。で、行ってきました。夢って叶うものなんですね。
この音楽祭りについて詳しく説明したいところなのですが、その発祥とか、背景とか、そういったことについてはよく知りません。ですので詳しく知りたいかたは、お手数ですがレイクオブスターズのHPを自力でごらんください。
(コピペでお願いします→http://www.lakeofstars.org/)
簡単に説明しますと、マラウィ湖畔で音楽を楽しみながら3日間を過ごすという音楽のお祭りです。アーティストはマラウィアンをはじめアフリカ各国で活躍しているバンド、イギリス人DJなど。
主催しているのがイギリス人ということで、どんな風に本国で宣伝されているのかはわかりませんが、わざわざこのフェスに参加するために多数のイギリス人が飛行機に乗って来ておりました。これって何気にスゴくないですか? だってわざわざフェスのために遠いアフリカまでやってくるなんて、なかなかできることじゃありません。なんという行動力なんだと感心してしまいましたよ。
他、国際援助機関で働いている外国人たちや、少数派ながらも通りすがりの旅人、南アフリカやジンバブエからやってきたなんて人もおられました。もちろん現地のマラウィアンも多数参加しておりました。
さて。10月9日にリロングェ空港に降り立った翌日、ワタシは友人のFサンとそのまた友人のJICAスタッフK隊員と共にレイクオブスターズの会場に向かいました。目指すはサリマにあるマラウィ湖のリビングストンビーチです。首都からミニバスを乗り継ぎ、最後は乗り合いトラック。約4時間ほどの道のりでした。
フェス会場はとあるリゾートホテル内のプライベートビーチにありました。このイベントのために作られたテントサイトが用意され、トイレやシャワーといった施設も完備。いわゆるフェス食を提供する屋台も出ているので、酒と食事の心配もありません。我々はキャンプという形で参加しましたが、このホテルや周辺のホテルを拠点にして参加している人もいるようでした。
ワタシたちは到着するなり、持参したテントをテントサイトから少し外れたサブステージの裏に貼りました。(それはもういそいそとテキパキと。)目の前に広がるのはマラウィ湖のビーチ、そして青い空! 湖だというのに対岸は見えず、これって海なんじゃないかという錯覚さえ起こってしまうそんな場所。そうなってくると間違いなくビールが必要ですよね? 我々は少しばかり興奮しながら冷えたビールで乾杯し、音楽と共に過ごす3日間をスタートさせたのでした。
ワタシたちが到着した時点で、会場にはすでにそこそこの人数の観客が集まっていました。ステージはふたつ。メインステージとラッキービーンバーというサブステージ。メインステージではライブが中心、いわゆるクラビングスペースのサブステージではDJがひたすらノリのいい音楽を流し続けます。音楽以外に大道芸なんかも行われていて、いかにもフェスな感じでした。
酒を飲んだり、踊ったり、砂浜に寝ころんだり、湖に足を突っ込んだり、フェス食を堪能したり。燦燦と降り注ぐ太陽の下、いやがおうにもテンションが上がりました。夜になったら夜になったでお祭りムードが盛り上がり、これまた楽しくってしかたなく。
ワタシは心地よいマラウィアンミュージックに揺られながら、自分は今まさにマラウィにいるのだと感動しつつ、日本の友人たちがこの場所にいないことを残念に思ったりしました。さらには人生の中でこんな風に感じたことがないというくらい、「なんでみんな無理してでも来なかったんだ!!!」と友人たちを責めたい衝動にかられました。…なんて、ホントはわかっているんですよ。そんなに簡単なことじゃないんだってことくらい。でもほんとに楽しかったのです。(だからなんですよ、すんません。)ワタシだってまさかアフリカに来れるなんて思ってもいませんでした。だからこそなお、その幸せを噛みしめずにはいられなかったのです。
ここで少々、マラウィアンミュージックについて触れておきたいと思います。
このフェスで初めて触れたマラウィミュージック。ワタシはすっかりそのピースフルで陽気な曲調に魅せられました。ベースにレゲエがある感じで、マラウィには悲しい曲なんてないんじゃないんじゃないかと思わせるほど底抜けに明るい感じ。アフリカンですからダンスだって抜群に上手で、そのステージパフォーマンスにも目が釘付けになりました。まぁ、詳しくは下記のアドレスにアクセスしてみてください。こんな文章を読むより全然わかってもらえると思います。
http://www.mtv-vodafonesoundbites.com/uk/videos.php?c=108
※いつまでこのアドレスが生きているかわかりません。死んでいたらゴメンナサイ。
ワタシはこのフェスで、ダンスがイケてるマラウィアンと、イケてないマラウィアンを目撃しました。イケてるダンサーのほうはメインステージに上げられて、そりゃあクールでヒップな踊りを披露してくれました。でもイケてない方のダンスは笑死してしまうんじゃないかというほどのものでした。
彼は初日の夜に仲良くなった白人さんたちの専属ドライバーだったのですけどね。まるでアンタは在りし日のマイケルジャクソンかってな踊りなのです。踊りにもおそらく流行があると思うのですが、そういう意味で彼のダンスは古かった…。でもアフリカンですから、それ自体のクオリティはすんごい高いという。もうなんだか真面目顔で冗談を言われて続けるみたいな感じに、ひたすらおかしなダンスでたたみ掛けてこられたもんですから、一緒にはしゃぎながら腹を抱えて笑ってしまいました。
他にもなぜかマサイのコスプレをして参加しているマラウィアンや、どう考えても物売りだろうというマラウィアンが潜り込んでいたり(なぜかラップで自己紹介をしてくれる)、いつ出会っても激しく酔っぱらっているバックパッカーのスペイン人(俳句好き)、我々が勝手に幽霊サンというニックネームを付けた韓国人女性(わりとフレンドリー)なんかもフラーっと漂っていて、そういった意味でも面白いフェスでした。人間観察に勝るものナシってな感じで。
ちなみにK隊員はこのフェス中にお誕生日を迎えました。なんかいいですよね、こういうのって。まるで派手なお誕生日パーティーを開いてもらったみたいです。なのできっとTEVAのサンダルを盗まれてしまったことも、今となってはよい思い出になっているはず。ちなみに他にワインやゴザなんかも盗まれたんですけどね…。なんだかみんな手癖が悪いなぁ。
それからワタシたちはレイクオブスターズに参加しながらも、会場を脱出して近所の村を散策したり、マラウィシクリッドを取り扱う熱帯魚の養殖場に遊びに行ったりしました。現地の言葉であるチェワ語がペラペラの女子K隊員と、カタコトだと言いながらもちゃんとコミュニケーションが取れているFサンのおかげで、現地のチビッコや大人たちといい感じに交流することができました。これにはもう感謝の一言です。
チャリマトと呼ばれる自転車タクシーに乗ってなにもない土地を走り回ったり、カンガと呼ばれる現地のニワトリ的な鳥を追いかけ回したり、巨大な木にスルスルと登ってマンゴーを取ってくる少年の身体能力に感嘆したり、ウシパと呼ばれる小魚のトマト煮を食べる機会に恵まれたりと、アフリカでしかできない体験もたくさんできたと思います。
夜は重低音サウンドを子守歌代わりに眠り、朝はマワウィ湖から昇ってくる素晴らしい朝日を眺める。そんな夜を二晩過ごした後、ワタシとFサンはザンビアへ向かうため、泣く泣く会場をあとにしました。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものなのですね…。
たかだか3日間で、何度も何度も繰り返し幸せを噛みしめることができたレイクオブスターズ。おそらくもう来れないと思うからこそ、絶対に忘れません。
そして今でもふとした瞬間に、暗闇の中で食べたフェスのヤギ肉がウマかったなんて、遠い目をして思い出したりしてしまうのです。ああ、ほんとにウマかったなぁ、あの肉。
photography[1]
photography[2]
photography[3]
BACK
|
|
|
 |
 |
 |
 |
|